ワンオペという言葉は、特に飲食店やコンビニエンスストアなど人手不足が発生しやすい業界などで馴染みがある(悪い意味で)言葉ですよね。
人手不足が原因で、1人がすべての仕事をしなければならない状況のことをワンオペレーション(略してワンオペ)と言うそうです。
最近では、そのワンオペという言葉が育児にも使われます。
ワンオペ育児です。
私もワンオペ育児をしている主婦・主夫の一人です。
ワンオペ育児をしていると、かなり疲れますよね。
私はママ友もパパ友もいないので、自分だけで色々抱えこんでしまいます。
たまりにたまって、子どもを叱ってしまい自己嫌悪に陥ってしまうなんてこともあります。
酷い時は、いっぱいいっぱいで独りで泣いてしまうことだってあります。
ワンオペ育児って、本当に大変ですよね・・・・。
今回は、そんなワンオペ育児の苦労とワンオペ育児が疲れる原因でもある魔の時間について書きたいと思います。
ワンオペ育児は昔からある
ワンオペ育児という言葉は最近注目されている言葉ですが、1人で育児をする状況は昔から多くありますよね。
男は外で働き女は家を守る
こんな男尊女卑的な言葉さえ普通に使われていた時代には、主に女性が一人でワンオペ育児をするのなんて当たり前でした。
ではなぜ、ワンオペ育児は昔からあったのに今日になって批判されるものになったのか?
私が思うに2つの理由があります。
男女平等の概念が世界的に当たり前になったから
男性も女性も、性別を問わず等しい立場にあるという考えが世界的に当たり前になった現代。
男性と女性との考えの差異が埋まってきたのではないでしょうか。
男性の育児への責任、価値観と重要性が女性の考えるそれにようやく追いついてきたということでしょうか。(まだまだですが・・・)
つまり現代の女性が、男性も女性同様に育児に参加する責任と義務があるという考えが強くなった成果が、ワンオペ育児という言葉を生んだように感じます。
そう考えると、マイナスのイメージしかないワンオペ育児という言葉は、ある意味素晴らしい言葉なのではないかと思います。
女性も社会に進出できる世の中になったから
今日では、女性の大臣もいる世の中になりました。
女性が社会に出て、働くのは当たり前にできる世の中です。
女性も男性と同様に外で働くことになると、男性にも育児家事を任せないと女性の負担が大きくなってしまいます。
男女の育児に対する役割分担のバランスが、まだまだ取れていないがためにワンオペ育児という言葉が出てきたようにも感じます。
ワンオペ育児の苦労

1人で育児をするワンオペ育児って、精神的にも肉体的にも負担が大きいです。
主婦・主夫をしていると、「楽でいいよね~主婦・主夫は!」と言われた経験ありませんか?
私は、何度か経験があります。
育児家事をする主婦・主夫は楽だと勘違いしてる方は、世の中にまだ多くいると思います。
そんな方々にもワンオペ育児の大変さを理解してもらえたら嬉しいです。
ワンオペ育児の苦労~精神的負担~
ワンオペ育児の精神的負担は大きいです。
産後うつがあるように、育児うつもあります。
酷い方だと、育児ノイローゼになって子どもを巻き込んで無理心中をしてしまうお父さんお母さんだっています。
その原因は、ワンオペ育児が孤独を感じさせるからだと思います。
手伝ってほしい、誰かに助けてほしいと思っても一人で育児家事をしているので、そんな助力はありません。
祖父母が手伝いに来れる距離に住んでいれば、手伝ってほしい時に協力を得れます。
しかし、そうでない場合はやはり一人で育児家事をするしかありません。
また、子どもが病気になり、夜中に酷く咳が出れば不安と心配で精神的にきついです。
病院で処方された薬を服用させても、なかなか完治しない場合は更に不安です。
さらに乳幼児の場合は、SIDS(乳幼児突然死症候群)で毎年100名くらいがなくなるそうです。
育児に携わる身としては、最悪の場合も想定してしまい、本当に精神的に辛いですよね。
1人での育児家事に孤独感を感じながら、不安と心配とに毎日向き合わなければならないんです。
いっぱいいっぱいになって育児ノイローゼになっても不思議ではありません。
無理心中を謀った妻(夫)だけが非難されますが、無理心中になるまで育児ノイローゼに気づかない夫(妻)には非がないのでしょうか?
難しいですね。
ワンオペ育児の苦労~肉体的負担~
ワンオペ育児の肉体的負担は精神的なものと同じくらい大きいです。
家事育児の経験がない方が想像しているのよりもはるかに大きいです。
男の私でさえ、毎日の育児家事で疲れ果ててます。
毎日の育児家事で、私が体に堪えるな~と思うものをいくらかリストに載せます。
・就寝時の腕枕(両腕が毎日痛いです)
・重い買い物袋と子どもの抱っこ(体がバラバラになりそうです)
・洗濯物が入った重い洗濯カゴを持って2階へ移動(マッチョゴリラになります)
・風呂上りの子どもの体を拭く作業(中腰の姿勢になるので腰が痛い)
上記のリスト以外にもまだまだありますが、男性がキツイと思う重労働を未だ多くは女性が主婦としてしています。
これを1人で毎日するのはかなりの苦労です。
ワンオペでの育児家事の大変さが少しでも理解してもらえると嬉しいですね。
ワンオペ育児には避けれない魔の時間がある

ワンオペ育児には、忙しいし疲れる魔の時間があります。
その魔の時間はワンオペ育児では最も恐るべき時間なのです。
1日に2回ある魔の時間を見てみましょう。
ワンオペ育児の魔の時間~朝編~

ワンオペ育児の朝の魔の時間は、朝の起床から園や学校までの送りまでの時間です。
起床してすぐに朝食の準備を始め、朝食が出来上がったら子どもたちを起こして朝食を食べさせる。
食事の際にはもちろん食事の補助があります。
そして、トイレの補助や歯磨きの補助と着替えや顔を洗う時にも補助をします。
その後ようやく園へ送っていき、疲れ果てて帰宅します。
帰宅してからは、皿洗いや洗濯物など家事が待っています。
この朝の魔の時間で一気に疲れます。
次は、夕方の魔の時間が待っています・・・・
ワンオペ育児の魔の時間~夕編~

夕方の魔の時間は、子どもの迎えから寝かしつけまでの時間です。
まず子どもを園や学校に迎えに行って、帰宅後に夕食の準備を急いでします。
夕食ができたら食事の補助をしながら食べさせて、お風呂に入れます。
風呂から出したら歯磨きの補助をしながら歯を磨かせて、寝かしつけます。
寝かしつけが終わったら、子どもが寝ている間に洗濯物、皿洗いや翌日の登園の準備などもあります。
我が家の場合は、迎えの後の図書館での勉強時間と、寝る前の絵本の読み聞かせの時間もあるので更に大変です。
育児あるあるですが、疲れ果てて寝かしつけの時にそのまま一緒に寝落ちしてしまうことも良くあります(*´▽`*)
おわりに

ワンオペ育児の苦労と魔の時間について書きましたが、いかがでしたか?
主婦・主夫って無職という枠に入れられて、楽と思われていることが多いです。
しかし、かなり重労働だしストレスフルなんです。
まだ育児家事に理解がない方に、少しでも理解してもらえたら嬉しいです。

ちなみに我が家では、義母の言いつけでみそ汁は化学調味料などを使用せずかつお節を削って作ります。
マジで時間かかるけど、添加物や化学調味料は子どもに摂取させたくないので頑張ります(゚Д゚;)