スキンシップは子育てにおいて重要!
そんなことは周知の事実ですよね。
しかし、スキンシップがどのように子どもの成長に影響するかはご存じでしょうか?
スキンシップがどのように影響するのかを理解すると、スキンシップの重要性を再認識できるのではないでしょか。
今回は、ハリー・ハーロウの行った有名なアカゲザルの実験を例に挙げつつ、スキンシップの重要性について書きたいと思います。

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ハーロウのアカゲザルの実験

ハリー・ハーロウは、アカゲザルの仔を用いて愛着を研究したアメリカの有名な心理学者です。
愛着とは、親と子どもの間にある情緒的な絆のことを指します。
子育てにおけるスキンシップの重要性を理解するために、彼の行った実験を紹介します。
実験概要
ハーロウは、まず生まれたばかりのアカゲザルの仔を母親から離しました。
そして、2つの人工的な母親を用意してどちらに愛着をみせるのかを実験したんです。
1つは哺乳瓶でミルクを与える針金の母親人形、もう1つはミルクを与えてくれない布でできた母親人形。
アカゲザルの仔は、お腹がすくとミルクを与えてくれる針金の母親人形の元へ行きました。
しかし、それ以外の時間は布でできた母親人形と過ごしたのです。
何か怖いことがあれば、布の母親人形の元へ逃げたりと布の母親人形に愛着を見せました。
それまでは、空腹を満たしてくれる者に愛着を抱くと考えられていましたが、ハーロウの実験で温もり(接触の快適さ)を満たしてくれる者に愛着を抱くことが分かったのです。
つまりスキンシップによって、愛着が形成されるということです。

実験としては成果がありましたが、ハーロウの実験では数多くのアカゲザルの仔の命が犠牲になったという暗い部分もあります。
スキンシップで親は子どもの基地になる
ハーロウの実験結果で分かった様に、子どもと親とのスキンシップで愛着が形成されます。
スキンシップで愛着が形成されると、子どもは怖いことや不安なことがあると愛着を抱いている者の元へ戻ってきます。
子どもにとって信用できる基地になるということです。
子どもは、基地(愛着を抱く者)を中心に冒険しながら少しずつ行動範囲を広げていきます。
例えば、こんな光景を目にしたことがありませんか?↓↓
子どもがパパやママからハイハイして少し離れる
↓
室内犬が急に子どもに向かって吠えた
↓
びっくりしてパパやママの方へ泣きながら戻ってくる
これも、愛着があるパパやママが守ってくれると子どもが信用して戻ってくるんです。
パパやママは基地としての役割があるんですね!
これは、スキンシップで子どもの信用を勝ち取ったということですよ(^^♪
スキンシップは子どもを好奇心旺盛にする

スキンシップが子どもの成長にどう影響するか分かってきましたか?
スキンシップは、愛着形成を経て親に対する子の信用にもつながることを上で説明しました。
しかし、スキンシップの重要性はまだあります!
スキンシップは、子どもを好奇心旺盛にするんですよ(^^♪
ハーロウの実験で、温もりあるスキンシップで子どもはママやパパ(基地)を中心に行動範囲を広げることが分かりました。
満足いくスキンシップがあると、子どもは安心して未知に挑戦することができるんです。
つまり、物怖じせずなんでも挑戦する好奇心旺盛な子に成長できるということです。

好奇心旺盛な子は、知識の吸収も早いですよね!(#^.^#)
我が家のスキンシップ

皆さんの家庭では、子どもとどのようにスキンシップを取っていますか?
我が家ではほっぺにチューやハグを子どもと毎日しています^^
起床時:「おはよう」と言ってほっぺにチュー&ハグ。
登園時:「行ってらっしゃい」と言ってほっぺにチュー&ハグ。
降園時:「お帰り」と言ってほっぺにチュー&ハグ。
就寝時:「お休み、love u !」と言ってほっぺにチュー&ハグ。
こんな感じで、毎日複数回の濃厚なスキンシップを取っています(^^♪

ちなみに、我が家では家族全員参加のイチャイチャタイムという時間があって、ベッドやソファーでギューしたり顔でスリスリし合ったりの時間があります^^
おわりに
今回の記事はスキンシップが子どもの成長にどう影響するかを書きましたが、いかがでしたか?
スキンシップは、子どもが親を信用していろんなことに挑戦するために重要です。
子どもをギュっとハグしたり、手を握ったりしてスキンシップと取ってください^^

子どもがウザがる様になるまで、毎日スキンシップとります(^^♪