叱らない育児ってよく耳にしますよね。
でも、叱らない育児ってどんな育児のことでしょうか?
世間では、叱らない育児をはき違えている親は多いです。
今回は、間違った叱らない育児を避けるための2つのポイントを紹介します。

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叱らない育児
世間一般で言う叱らない育児とは、主に下記のリストの行動をしない育児です。
・大声で怒鳴りつけない
・一方的にまくし立てて注意しない
・子どもの取った行動を基本否定しない
子育てをしているとイライラして、つい大声で子どもを怒鳴りつけてしまうこともあります。
しかし、大人に大声で怒鳴りつけられる時の子どもにかかるストレスは大きいです。
また、子どもの理由も聞かずに頭ごなしに怒ったり、失敗しただけで怒ることも自己肯定感を低くする要因ということで、叱らない育児では敬遠されます。
間違った”叱らない育児”を避ける重要な2つのポイント
世間では、叱らない育児をはき違えている親が多くいます。
例えば、ヤフーの知恵袋でこんな内容が挙げられていました。↓↓
幼稚園の問題児は、突然よその子をスコップで殴ってきたりしますが、親は「あ〜あ、ダメでしょ。お友達のおもちゃが使いたかったのね。」で終わりです。小3の問題児の親は、子供がよその子の持ち物を黙って持ち帰っても、相手の子に、「かわいかったから、持って帰っただけで悪気はないのよ。使ってないなら、うちの子に譲ってくれない?」とまで言います。
引用元:yahoo知恵袋、小3と幼稚園年長の子・・・(ID非公開さん)
この知恵袋の質問者さんも、間違った叱らない育児に疑問を抱いている様です。
叱らない育児は、注意しない育児でもなければ躾をしない育児でもないんです。
ここを勘違いしている方が多くいます。
育児では、注意も躾も必要です。
間違った叱らない育児で子どもから友達がいなくならないように、2つのポイントをおさえてきましょう。
叱らない育児と注意しない育児は別物
叱らない育児は、注意しない育児ではないです。
子どもの成長のためには、注意することは必要です。
上記の知恵袋の内容を例に出すと、スコップでお友達を叩いてしまった子の親は、自身の子どもに対して「あ~あ、ダメでしょ。」で終わりで詳しく注意ができていません。
また、叩いてしまったお友達に対して謝ることを促すこともしていません。
叱らない育児で子育てをするのであれば、子どもに不安を与えない様に子どもを注意します。
*普通の声の大きさで穏やかに*
お友達のスコップが欲しかったんだね!でも、叩いたらダメだよ。□□だってスコップで叩かれたら嫌じゃない?○○君に「ごめんなさい」って謝ろうね。
まずは、行動に至るまでの思いに共感して気持ちのクッションを作ります。
その後に、注意すべきことを詳しく注意します。(なんでダメなのかを説明する)
そして、最後はするべき行動を促します。
本当の叱らない育児って、1つ1つのプロセスが長くて大変なんですよ。
放置することと、叱らない育児は異なりますよ!

叱らない育児でもきちんと注意すべきことは注意しましょう。
そうでなければ、世間から「親がラクするために叱らないんでしょ?」と言われてしまいますよ!
叱らない育児と躾をしない育児は別物
叱らない育児が注意をしない育児とは別物である様に、叱らない育児は躾をしない育児とも別物です。
躾(しつけ)とは親に従える子にすることではなく、作法や礼儀などを教えるということです。
何か親切なことをしてもらったら相手にお礼を言う。
当たり前のことを教えるのが躾です。
悪いことをしたら謝ることを教えるのも躾です。
間違った叱らない育児をしている親は、注意や躾を怒ることに当てはめているような気がします。

育児は怒らなければいいってものでもないですよね。
おわりに
最近では、叱らない育児の弊害として子どもの忍耐力などが低下しているそうです。
怒られないで育ったがために、怒られた際に過剰に反応してしまうのです。
これは叱らない育児をはき違えてきた結果だと思います。
上記でも説明しましたが、叱らない育児は怒鳴ったり高圧的な態度で子どもに接しない育児であって、躾や注意をしなくていいということではありません。
成長して社会に出れば、勤務先で上司に怒られることなんてよくあります。
育児はどれが正解と簡単に言えるものではないですが、怒らなければいいというのは間違っていると思います。
子育ては難しいですが、その難しい子育てを明日も踏ん張りましょう(^^♪
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