寒い季節になると、園や学校でロタやノロなどウイルス性胃腸炎が流行りますよね!
お子さんがウイルス性胃腸炎に感染したら、所かまわず吐いたりして大変ですよね。
ウイルス性胃腸炎は感染力が高いので的確な対処をしないと、あっという間に親にも感染してしまって親子で嘔吐と下痢のカオス状態なんてこともあります。
今回は、子どもがウイルス性胃腸炎に感染した場合のベストな対処法を紹介します。
簡単に説明すると、別室で隔離、水分補給、無理に食事をとらない、トイレをなるべく使わせないの4つを行うだけです。

先週、ちょうど次男が園からウイルス性胃腸炎をもらってきました。
的確な対処をしたので、家族に感染することなく2日で完治しました。(*´▽`*)
ウイルス性胃腸炎とは?

<主な症状>
・発熱
・嘔吐と下痢
・腹痛
原因となるウイルスは複数ありますが、よく聞くのはノロウイルスとロタウイルスではないでしょうか。
他にも、アデノウイルスなども原因となるウイルスです。
今回は、よく耳にするノロウイルスとロタウイルスに絞って特徴を説明します。
ノロウイルスによる胃腸炎
<ノロウイルスの特徴>
・予防接種はない
・効果のある薬はない
・繰り返し感染する可能性がある
・感染経路が複数ある
ノロウイルスは、予防接種も薬もないので排便排尿で体内からウイルスを減らしていく方法で治していきます。
また、一度ノロウイルスに感染した後でも感染してしまう可能性があります。
感染経路も、接触感染や飛沫感染と経口感染など複数あるので的確な対処が必要になります。
牡蠣などの2枚貝でノロウイルスに感染したという話はよく聞きますよね。
それでも美味しいから食べちゃうんですよね(^^♪
ロタウイルスによる胃腸炎
<ロタウイルスの特徴>
・予防接種はある
・乳幼児で重症化しやすい
・白っぽい下痢がでる
ロタウイルスはウイルス性胃腸炎の中でも、多くの乳幼児が感染するウイルスです。
1、2月くらいから春先までが流行の時期で、白っぽい色の下痢が出るのが特徴です。
ロタウイルスは治療法はありませんが、予防接種があるので予防することはできます。
ロタウイルスは複数の型があるので、一度ロタウイルスに感染しても別の型のロタウイルスに感染する可能性があります。
また、乳幼児ではロタウイルスに感染して重症化することが多いので、注意が必要です。
子どもがウイルス性胃腸炎になったら病院へ連れていくべきか?

子どもが初めてウイルス性胃腸炎になった親からすると、子どもが嘔吐と下痢を繰り返すのでとても不安ですよね。
しかし、子どもを病院へ連れていくか迷いませんか?
なぜなら病院へ診察に連れて行っても、ノロウイルスもロタウイルスも薬で治るわけではありませんので整腸剤を処方されて水分補給を促されるのみです。
また、ウイルス性胃腸炎だけでなくインフルエンザも流行っている時期に病院へ行くのはリスキーですよね。
病院へ連れていく親だけでなく、兄弟姉妹がいればその子も連れて行かなければならず、家族が他者から感染するリスクをどうしても考えてしまいます。
私は、子ども達がウイルス性胃腸炎に感染しても病院へは連れていきません。
2つ下でご紹介する4つの対策方法を行いながら、家で看病するようにしています。

ただ、乳児は特に脱水症状になりやすいので、経口補水液等でうまく水分補給が出来ていない様であれば、早めの通院をおすすめします。

下痢嘔吐が激しかったり、下痢嘔吐以外にも様子が普段と違えば早めに病院で受診してください!

そうですね!重症化したら大変ですからね。
また、ウイルス性胃腸炎の場合は園や学校では登園許可書などを医師に書いてもらわなければ登園を再開できないところも多いです。
許可書を書いてもらうために後々病院へ行く必要がある場合は、様子を見ながら問題が無さそうであれば、完治してから病院へ行くのもアリだと思います!
ウイルス性胃腸炎になったら用意しておくと便利なもの

子どもがウイルス性胃腸炎に感染してしまった時に、用意しておくと便利なものを紹介します。
<ウイルス性胃腸炎に感染した際に用意しておくと便利なもの>
・洗面器や小さめのゴミ箱
・経口補水液
・ウイダーインゼリーのような飲めるタイプのゼリー
・次亜塩素酸ナトリウム水
・使い捨てのペーパータオルと手袋
・マスク
・スーパーのビニール袋
洗面器や小さめのゴミ箱にスーパーのビニール袋をセッティングして急な嘔吐に備えましょう。
嘔吐後は、ビニールを縛ってゴミ箱へ捨ててまた洗面器や小さめのゴミ箱にビニール袋をセッティングしておけばOK。
ビニールだけだと、子どもだとどうしても吐きこぼれしてしまうので処理が大変です。
万が一、床などに吐いてしまった場合は、素手で処理せずマスクと使い捨て手袋を使います。
嘔吐物を使い捨てのペーパータオルで覆い、その上から次亜塩素酸ナトリウム水を吹き掛けます。
そしてそのペーパータオルをビニール袋に入れて、次亜塩素酸ナトリウム水を更に吹き掛けて残りの嘔吐物を拭きとりましょう。
処理に使った使い捨て手袋、マスクも嘔吐物の入ったビニールと一緒に処理します。
ペーパータオルは、家族への感染を防ぐために感染者が手を拭く際などにも利用できるので便利です。
水分補給は経口補水液でこまめにして、食事は無理にとる必要がありません。
食べれるのであれば食事をとってもいいと思います。
しかし、嘔吐が多い場合は食事を無理にとっても嘔吐時に辛いだけなので、ウイダーインゼリーの様な飲めるゼリーなど嘔吐時に辛くない食べ物を選ぶのもポイントです。
感染者も感染していない家族もマスクをして一家で感染するのを防ぎましょう。
リストにあるものを用意しておくだけで、嘔吐物の処理の際にはとても便利です。
参考にしてみてください。
ウイルス性胃腸炎になった場合の対処方法4点

ウイルス性胃腸炎に感染した際は、感染者だけでなくその家族全員がマスクを付けて感染を防ぎます。
また、嘔吐物がついた洗濯物などは、他の洗濯物と一緒に選択しないなど注意点が多くあります。
今回は、子どもがウイルス性胃腸炎に感染した際に知っておくと安心できる対処方4つを紹介します。
別室に隔離する
感染している子どもは別室に隔離します。
マスクをしていても、飛沫感染、接触感染など複数の感染経路があるため感染の可能性は否めません。
ベストなのは、感染した子を別室で生活させることです。
食事と就寝はその別室で済ませてください。
子どもが乳幼児の場合は、一緒に寝たり常に付き添っておく必要があるので、対処する人を1人(母親か父親かどちらかなど)に定めて感染拡大を回避しましょう。
水分はこまめに補給する
水分は経口補水液を用いてこまめに補給する必要があります。
特に、乳児は脱水症状になりやすいです。
水分補給が上手くできていないと感じたら、早めに受診しましょう。
ウイルス性胃腸炎は、嘔吐と下痢でウイルスを体の外に排出して治していきます。
嘔吐と下痢で体からウイルスは減っていきますが、水分なども失われます。
経口補水液でしっかりと水分補給して沢山ウイルスを出しましょう。
食事は無理してとらない
食事を無理にとるのは賢明ではありません。
吐く際に、とても苦しくなってしまいます。
嘔吐の回数が多く、子どもの食欲が無い場合は固形物の食事は避けウイダーインゼリーの様な無形の食べ物を選びましょう。
トイレをなるべく使わせない
乳幼児の場合は、おむつを付けている子もいればおむつを卒業した子、おむつ卒業のためのトレーニングをしている子もいると思います。
おむつを卒業した子以外は、トレーニングをしていてもなるべくおむつで済ませるといいです。
トイレで排泄すると、飛沫感染の可能性があるので我が家ではおむつで済ませていました。
下痢って思っている以上に飛沫が飛ぶので、トイレで家族が感染してしまうこともあります。

簡単ですが、この4つの対処法で家族間での感染も大分防げますし、治りも早くなりますよ!
まとめ
子どもがウイルス性胃腸炎に感染した際の対処方に関していかがでしたか?
子どもの様子をよく見て、病院ですぐに受診するべきかどうか判断が必要です。
家では、家族間での感染拡大を避けるべく対処していきましょう。
インフルエンザにも気を付けてくださいね(^^)
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